撮影許可については場所によって自由に撮れたり、事前の審査が必要だったりと様々です。
神社仏閣や公園の規模には関係なくそれぞれが独自で決めていることで、日によって、また、ご対応された方の考えで異なることがあります。
以下いくつかのケースに分けていますが、必ずしもこの事例に当てはまらない場合や時期や曜日によって異なる、ということもあります。例えばお宮参りで撮影していてもまた時期が変わり七五三の頃には変更されていることもありますし、当日はお祭りや大規模工事が行われる、ということもあります。以下のご確認方法をご参照の上、撮影をご希望する場所のご担当者様に、撮影の都度、お電話でご確認をいただければと思います。申請料がかかる場合にはhttps://photogenic-kids.net/omousikomimaeniをご参照ください。
ケース1.撮影許可申請書を提出し、日時、撮影の趣旨、撮影者、機材の詳細や、人数、また、先方のイベントやその他の撮影件数など、企画書を提出し、総合的にご検討いただき、撮影ができると判断されると許可が下ります。事前に料金をお支払いの上許可証をいただき当日は、腕章などを身につけて撮影をします。1の場合にも、他の来園者・参拝者様を優先することなどのご注意事項リストに署名の上撮影となります。ケース1の中には申請者は誰でもOKという場合から、ご家族、カメラマンからの申請など管理者が指定している場合など、様々なケースがありますので別途今後の流れをお打ち合わせさせていただければと思います。
ケース2.撮影許可申請料金や事前の書類は必要なく、ホームページまたは、ご祈祷ご予約時のご予約確定メッセージに撮影許可について明記されている。
ケース3.撮影許可について明記されていないがお電話で確認すると個別にご案内をいただける。その際に、当日、撮影前に社務所や事務所にて注意事項を確認すること、ご祈祷を受けることなどのご注意点があることもあります。
ケース4.撮影許可について明記されておらず、お電話で確認すると許可は出していないというご回答(4の中にも以下のa.bをはじめとするいろいろなパターンがあります。)
ケース4.a.個人の参拝者様(公園の場合には来園者様)を含めてカメラの使用自体を禁止している
ケース4.b.実は、カメラマンによる撮影を含めて、許可証のような形式での認可を出していないという意味で、不許可という趣旨ではないということもあります。同じ神社で実際にあった事例として以下のような二事例があります。
ケース4.b.事例1
ご家族様「子供が何歳の七五三を迎えるので、何月何日の何時頃ご祈祷を受けてその後プロカメラマンに【ご祈祷後の家族の記念撮影】をしてもらいたいと思っていますが大丈夫ですか?」
ご祈祷中の撮影もご希望の場合にはご祈祷中とご祈祷後の境内での撮影についてご確認ください。(注:神社には家族の記念撮影以外にも、着物メーカーの広告撮影など、様々な撮影のお問い合わせが入ります。また、家族の記念撮影でもご祈祷を受けないで撮影目的のみで来る方もいらっしゃるそうで、、『境内を単なる背景のように思われる方もいる』と心を痛めている神社の方もいるようです。ご祈祷のご予約が必要なくても、ご家族様の立場であること、いつご祈祷を受けるかを敢えてお伝えいただきますと優しくご対応いただけます。ご祈祷のご予約が必要な場合にはこのタイミングでお取りください。また、カメラマンはプロであることはお伝えくださいませ。)
ご担当者様「七五三のお祝い、おめでとうございます。何月何日は大丈夫です。ご祈祷のご予約も不要ですが、営利目的での撮影許可はしておりません。」
ご家族様「我が家としての目的は家族の記念でございますので、撮影した写真について特に営利目的での使用予定はありません。」
ご担当者様「そういう趣旨でしたらご祈祷の後撮影していただいて構いません。」
ご家族様「追加でお問い合わせをさせていただく場合などに備えてご担当者様のお名前お聞かせいただけますか?」
ご担当者様「私は担当の〇〇と申します。」
上記の場合にはご祈祷を受けて、マナーを守って撮影していればストップされることは無さそうですが、その後管理者様の方針が変わったという場合に備えて、ご確認時には、必ずいつの撮影についてなのかをお伝えいただき、確認日と念のためご担当者様のお名前をお控えいただくと安心です。4の場合にはどのような意図なのかは神社仏閣や公園によるため明文化されたご注意事項が無いとご不安な場合には1や2のような場所へのご変更が一番安心です。
例えば、ケース1.2の場合、カメラマンが許可旗や腕章着用で撮影する場合が多いのですが、この場合、一般参拝者から見ると、神社や庭園の専属業者と見えるため、「カメラマンが占有してしまっている」などのクレームが社務所や庭園管理事務所にはいることがあるそうです。神社仏閣や庭園管理者様側としても全ての撮影内容を指導しきれないため、「許可をしたものではない」という立場で、特に関知せず、3.4の立場で他の参拝者様・来園者様に配慮しながら撮影をしていただくのは特に問題ない、という気持ちでいる管理者様もあるそうです。ただ、特にこのことについてはどこかに書いてあるわけではなく、ハッキリした許可証として事前に発行していただくことが出来るのは1のケースのみとなります。
同じ神社でも同じ撮影でもその時に状況によって差があるということの実際の事例として実は上記と同じ神社に別のタイミングでご確認いただいた場合の事例です。↓
ケース4.b.事例2
ご家族様「何月何日に七五三の撮影をしたいのですが?」
(七五三撮影については、ご家族の記念撮影目的だけでなく、七五三の着物メーカー等による広告を目的とした撮影のお問合せも入ります。最初の段階でお立場が分からないと厳しいご対応になりやすいため、「境内で七五三の撮影をしても良いのか?」という確認ではなくご自身のお立場〔ママまたはパパ〕がわかるように、また
△「七五三撮影」としてではなく
◎ご家族でご祈祷を受けることをメインにしての記念撮影とお伝えいただくほうが良いです。)
ご担当者様「はい、何月何日は大丈夫ですが、営利目的での撮影許可はしておりません。」
ご家族様「営利目的というのはプロカメラマンが撮影するのはダメということですか?」
ご担当者様「プロカメラマンの営利目的の活動に対しては公式に許可はしておりません。」
上記のようになる場合があります。なぜ、、同じ神社での同じような趣旨の撮影なのに、、、と思いますが、、、実際に時々あることです。
ケース5.撮影許可について明記されておらず、お電話で確認すると、個人なら可能だが、プロカメラマンならNG、または、神社直営写真館のみ許可、もしくは家族による撮影であっても機材によって撮影可否が変わる、など。この場合には、個人でスマホ程度であればOKですが、プロカメラマン(ご家族でも機材によっては)が撮影をしていると中断するように要請されることになります。
その他のケースとして
ケース6.靖国神社などは人物撮影禁止の箇所(御本殿付近)がありご本殿を背景にした一般的な七五三撮影が出来ない、のような例外もあります。靖国神社では、参道やその他の場所では撮れるという認識ですが、いずれの神社も、行事など日によって異なりますので、都度ご確認をお願い申し上げます。
ご祈祷中の可否も神社によって、また平日はご家族ごとのご祈祷なのでOKなど、場合によっては異なります。また、別のケースとして、「確認者の目的」として許可申請料の有無を判断したり、(例えば同じ撮影でもご家族からのご確認であれば3。カメラマンからの確認なら営利目的なので1などのようなご判断になることもあります)場所によって色々ですが、大概、プロには条件が厳しいので、一旦はご家族様から、何月何日の何時に七五三またはお宮参りのご祈祷を受けた後プロカメラマンに記念撮影をお願いしたい、というようにご確認をいただければと思います。その際に例えばケース5のような場合もあるため、ご担当者様が勘違いしてOKとならないように、必ずプロカメラマンによる記念撮影ということも伝えてください。日時のご確認は、お祭りや行事、大規模工事がある場合もあるので念のため必ずご確認をお願いしております!
5の場合は伺えませんが、4や6の場合は内容次第でご判断くださいませ。
撮影許可は可能な限りお電話でのご確認がおすすめです!!
メールですと記録に残ることを控えたいため、または、「撮影しても差し支えありません」、という文言について、拡大解釈をされないようにあれもこれも禁止、細かいPDFがついてくるなど、より厳しくなる傾向にありますのでお電話にて、ご祈祷はご予約が必要なくても、ご祈祷を受けるお時間なども添えていただき、七五三撮影としてではなくあくまでも、お参りをメインにご確認ください。
具体的なご確認の方法
【神社の場合:七五三、お宮参りのご祈祷を受けること、七五三、お宮参りの家族の記念撮影】【公園や庭園の場合:近所に住んでいてご家族でよく訪れている、公園での家族の思い出作りの記念撮影。】CM制作やカメラマンなどの事業者ではなくママやパパなどご家族の立場であることをお伝えいただくとご担当者様からも優しくご対応いただきやすいと思います。
例えば七五三の場合
×何月何日に七五三撮影をしたいのですが大丈夫ですか?
ではなく、
○「子供が何歳の七五三を迎えるので、何月何日の何時頃ご祈祷を受けてその後プロカメラマンに【ご祈祷後の家族の記念撮影】をしてもらいたいと思っていますが大丈夫ですか?」(ご祈祷の撮影もご希望の場合にはご祈祷中とご祈祷後に境内での撮影についてご確認ください)
のようなご確認をしていただくと優しくご対応いただきやすいです。
また、先々の撮影など、後日、急に撮影許可について変更があるかもしれませんので、撮影日時もお伝えいただき、ご確認のお電話をした日時とご担当者様のお名前をメモしておいて撮影中にわかるようにしていおいてただけると安心です。