子供写真出張撮影

ご家族の一生の記念に残る贅沢なプライベートロケ撮影

男の子のアンティーク着物。根津神社に七五三出張撮影させていただきました。

七五三の五歳のお祝いに、出張撮影させていただきました。素晴らしい本物のアンティーク着物をお召しで感動でした!

根津神社でアンティーク着物七五三出張撮影

羽織はママの手作りです。愛情込めて縫われた羽織。チラッと見えるのはアンティークの羽裏(昔の男の人は羽織の表地は地味ですが、裏地に遊び心を持たせるのが粋だったそうです)そんな粋な羽織があることにより、この素敵なアンティーク着物がよりいっそう引き立つという、ママさんのセンスが素敵すぎてとても憧れました。

根津神社で男の子アンティーク着物七五三出張撮影

男の子の七五三、アンティーク着物を着せてあげたい!

男の子アンティーク着物の概要

絹の寿命は100年と言われているので、本物のアンティーク着物を着られるのは今だけの贅沢!だと思います。たぶん、今の子供たちが大人になったときには「着られるアンティーク着物」の数は激減しているはずです。私はアンティーク着物が大好きすぎて趣味で100着以上コレクションしておりますので、アンティーク着物を七五三で着せてあげたい男の子ママに向けて、お役に立てそうなことを書いてみたいと思います。

まず、アンティーク着物の定義ですが、戦前(戦前の解釈はいろいろですが、おおむね1912年から1930年代(大正時代から昭和初期)に作られたお着物をアンティーク着物と呼びます。※「アンティーク」とは100年以上前のものをあらわす言葉なのですが、「アンティーク着物」というと、今から110年~80年ほど前に作られたお着物なんだなと覚えていただけると良いと思います。

明治のお着物もたまにありますが、絹の耐久寿命を過ぎているためなのか、着られる状態のものを見たことはありません。

ちなみに、戦後のお着物で古いものを「昭和レトロ」と言いますが、またちょっと「アンティーク着物」とは雰囲気の異なるお着物となります。ただ、着物ショップなどによっては昭和レトロも含め、「アンティーク着物」と呼ばれていることもあります。


女の子のお着物はたくさん、レンタルショップさんもあります。本当にいろいろな色にあふれて素敵なお着物がいっぱい。でも、男の子のお着物はなかなかありませんよね。
今回「男の子 アンティーク着物 七五三 レンタル」
で検索し上位50着ほど調べてみたのですが、全て現代のものでした。
今後ニーズが高まれば男の子アンティーク着物のレンタルも出てくるかもしれませんね!

根津神社で男の子アンティーク着物七五三出張撮影根津神社千本鳥居にて

男の子のお着物、

「こんな風に素敵な羽織とのコーディネイト見たこと無い!レンタルではないですよね?」

とアンティーク着物好きなカメラマンとして感動!

ママのセンスとそれをこんなに素敵な羽織として形にする才能にとっても憧れました。根津神社の鳥居のところで、赤と、緑と、青、そして最高の笑顔!男の子も、ママが作ってくれたお着物に袖を通し、嬉しかったんだと思います。

なぜ男の子のアンティーク着物のレンタルが無いのか?

お着物としては当時の男の子のお着物も残っているんです。でも、現代の、いわゆる「七五三」というような形式でのお参りが日本中に定着していなかった時代です。今の感性で言うと、紺や黒の鷹や兜のお着物を着るというのが一番王道ですが、そういうアンティーク着物はほとんどありません。(お宮参り用にはあると思いますが、七五三用のはほぼありません。)男の子、小紋柄(総柄)お着物はたくさんあるのですが、羽織が無いんですよね。
ということで、なかなか今の人の感性に合わず、現在のところ男の子用アンティーク着物のレンタルが難しいのかもしれません。

男の子の七五三、アンティーク着物でお祝いする具体的な方法

つまりお着物はあるのですが、羽織が無い。現代の兜や鷹のお着物とはコーディネートが難しくなってしまうかと思います。合わせるならやっぱり無地の羽織なんだなぁと勉強になりました。

アンティーク着物を購入しフルコーディネート

アンティーク着物は私の場合、ヤフオクやシンエイさん、雅星さん錦屋さんなど、主にwebで購入しています。実物を見て買いたい時にはアンティーク着物ショップがよいのですが、うちの近所には無いので、たまにですが、今昔きもの大市など、複数の店舗がリアルな会場に期間限定出店する販売会で購入したりもしています。(販売会は子供用は少ないです)
また、アンティーク着物の購入=骨董市をイメージする方も多いかもしれません。私も仕事柄神社によく足を運ぶので骨董市をやっていれば覗いて見るのですが、今のところ好みの着物に出会えたことがありません。(朝早く行けばもっと違うのかもしれませんが、素人には骨董市は難しいですね。)

現代もののお着物と違い、アンティーク着物は出た時にしか買えないんです。基本的に同じものは二つありません。応用的にはあるんですが、、、出会える確率はほとんどありません。これだ!と思ったらそれは一点もの!それがアンティーク着物選びの醍醐味です。

七五三のお着物を買いたい場合には、お参りの数カ月前からこまめにチェックし、気に入ったものがあれば購入が良いと思います。今年の秋のお参りでしたら、春にスタートでちょうど良いと思います。アンティーク着物を購入するにあたっては、いろいろと注意点もあります。こまごまと書いていくと本題にたどり着かないので、また別の機会に書かせていただくことにして、一番大きな注意点は、やっぱり経年によるシミや汚れ、古い物特有の匂いの強いお着物があるのでどうしても苦手な方は避けたほうが良いかもです。

根津神社で男の子アンティーク着物七五三出張撮影根津神社千本鳥居にて

小物などもいろいろありますが、①着物、②羽織、③袴が男の子着物の主な三点セット。
通常のレンタルであればフルセットで全てコーディネート済みで届くのが一般的と思いますが、自分でコーディネートする際にはまずはメインの着物を選ぶと良いと思います。
それに合わせて羽織!羽織はまさにこの男の子のように、アンティークに合わせた色の無地が良いと思います。
次に着物と羽織に合わせた柄の袴を購入しましょう!袴の上に見えている黄色いのは帯です。帯はほとんど見えませんが、袴の上のライン、1センチくらい、アクセントになりますね!山吹色の帯が効いていてとってもおしゃれな男の子七五三コーデですね!

男の子アンティーク着物コーデ

アンティーク着物を自分で購入し、一つずつそろえるよりもうちょっとライトに楽しみたい

いろいろと七五三コーディネートを作ってゆくのは楽しいけれど、なかなか全体のコーデは大変。もうちょっとライトに楽しみたい!というママ向けには、現代ブランド着物の中に、アンティーク着物の良さを取り入れたお着物があります。例えば、「ジャパンスタイル」「九重」「モダンアンテナ」ブランドのお着物の中には、アンティークの良さを現代的にアレンジしたおしゃれなデザインのお着物も。例えば、お姉ちゃんや妹さんがアンティーク着物を着用される場合の兄弟コーデにもおすすめです。

この日は境内もすいていて、御家族の愛にあふれるお写真と動画をたくさん撮影させていただきました。次回は当日の流れについてもご紹介をさせていただきたいと思います。

三歳の時も撮影させていただきました。同じ傘を持ってくださってますが、傘の大きさが全然違うように見えますね!

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