子供写真出張撮影

ご家族の一生の記念に残る贅沢なプライベートロケ撮影

【結婚記念日】主人に結婚後初めて伝えた願い事

ずっとずっと言えなかったことがあります。

 

先日、私たち夫婦の結婚記念日でした。

正式に夫婦になった日は、同居を開始した頃なのですが、私たちは結婚式をした日を結婚記念日としてお祝いしております。

それが13年前のちょうど今頃なのですが。

 

それより少し前、一緒に台湾に旅行に行った時に、ウェディングフォトの前撮り屋さんがあって、もちろん私たちはそこに行ったのですが、観光も兼ねていて時間が無かったのでその日はスタジオのみ。

外にも行けるらしい、海なんかでも撮るらしいと聞いて

「すごい!台湾にはそんなのがあるんだ」

と思ったんです。

結婚式をするってなったとき、ぜひ、その前撮りをしたいなあと思って。その頃、日本ではまだ今みたいに結婚写真の前撮りって無かったんです。

でも、いろいろさがしていくと、、

 

椿山荘(東京都文京区の素敵な式場です。今では時々出張撮影にも伺い、一人で懐かしさに浸る私です。)

で結婚式をすると、挙式後、日を改めてお庭で和装で撮れる後撮りロケーション撮影プランというのがあってこれはいい!!と思いました。

 

着物が好きな私ですがチャペルで結婚式をしたくて、ドレス、お色直しもドレスだったので今度は着物を着たいなあ。

三重の塔のある椿山荘のお庭で打掛を着て撮れたららいいなあって。

 

ただ、こちらのロケーション撮影プランは平日だけ。お休みが取れればいいのですが、、

いざ新生活が始まるとバタバタバタバタ。

結婚式当日に40万円ほど写真とビデオに出費して、また、というのは写真を撮られることが決して好きではない主人になかなか言い出せることではありませんでした。

しかもその頃、私は慶応大学文学部の通信教育課程で学んでいて、(その後2010年までかかってカメラマン、育児との三足のわらじでやっと卒業したんですが)学費もかかっていました。

いつか落ち着いたら。お小遣いに余裕が出来たら。

そのうちにどんどん出産育児また出産。

あっという間に四児の母です。

実家の母も主人の母も、撮影の仕事の時も快く子供たちを見てくれていましたが、

 

でもでも自分たちのウェディングフォトを撮りに行くといって実家の母や主人の母に子供を預けるのはちょっとはばかられました。

私の母の価値観では、

なにそれ、そんなの必要なくない?子供たちの教育とか、もっと大事なことがあるでしょ??

家も買ったんだし、

当日ドレスで撮ったじゃない?和装?そんなの古臭いわよ。

と、

いろいろいろいろ私があきらめるまで言い続ける

姿が目に浮かびます。

 

そんなことを時々は思いながらも、

あわわわと言う間に、中一、小4、小2、年中さんのママに。

今、子供も少し大きくなって、受験はまだだし。少し気持ちに余裕あり。

なんですが、、

ああ、もうしっかりおばちゃん。

いちおう30代なんですが、、

同い年のお友達には綺麗な人いっぱいいますけど、

私はおばちゃん( ;∀;)

ああ、なんであの時、

なんであの時。

私は母の価値観で撮影を諦めてしまったんだろう。

なんで、主人が面倒だと思うかなあなんて勝手に気を遣ってしまったんだろう。

なんであの時。なんであの時。

あの頃にしか撮れない写真だったのに。

と、今までの人生で何度そのことを悔いたかわかりません。

でも、その思いはかき消して生きてきました。

でも、写真を撮るより大事なことがあるっていう価値観は私の価値観ではない。

 

 

書いていて涙が止まらないアラフォーです(苦笑)

 

 

でも、ほんとうは、もっと自分の価値観で生きればよかったのです。

人に気を遣いすぎたなあと40を前にして感じるんです。

最近は、自分が価値を感じるもの、とても大事に生きています。

当時も、母があきらめるまで説得してこようとしても、私も強い想いをぶつければ、根負けして子供たちを見てくれたかもしれないのです。

当時は周りが嫌がるからダメだと決めつける私でしたが、今となっては撮れない写真を悔いても仕方がないです。

 

子供の成長もそう。

ああ、もっと写真を撮っておけば、一緒にこんなことをしておけば、

子供が大きくなる前にしておきたいこと

と後になって悔いても仕方がないのです。

結婚式の写真をロケーション撮影で撮っておけばよかった。

この想いはもはや怨念化してしまいそうですが。

その怨念は今の仕事にも役に立っているし。

子供の写真は産まれてこの方毎日撮り続けています。

長男から末っ子に至るまで。

いつもいつも私はカメラとともに生きています。

写真が大好きなパパとママのために、一生の思い出に残る最高の家族写真を撮らせていただきたい!!!

 

というまさに今の生き方の土台?柱?の一つとなっています。

子供の写真を毎日撮る、これを喜びとしてプライベートも仕事も充実しています。

 

結婚式の写真の話に戻ります。

結婚記念日当日、早めに帰ってきたのでどっか行こうということに。

ちょうど新しい車が納車されたばかりだったので、二人の思い出の地をまわるドライブに行くことにしました。

 

品川区出身の主人の実家から行きやすくてよく行った城南島海浜公園で夜のお散歩。

よくバイクで走った多摩堤通。(大田区から世田谷区のあたりまで)

ずいぶんおしゃれになった世田谷区二子玉川の街を通って。(新卒のころ、みずほ銀行の二子玉川支店に配属されたのです。)

そして、結婚した当初住んでいた横浜市のアパートの前。

可愛いピンクのレンガのアパート。

今見ても素敵だなあと思って、なんだか思いが溢れてそこで号泣。

駅徒歩三分、3部屋+キッチン。

今思えば背伸びをしたね、と笑い合う。

そんな思い出ドライブの中、

 

勇気をもってものすごい勇気をもって主人にも伝えてみました。

「結婚写真を撮りたいんだ」

って一度も言ったことなかったからビビってました!

「こ。こんなおばさんになっちゃったけどさ」

とすかさず自虐的になる私。

静かに

「それは一期一会というか、その頃に撮れなかったものは撮れなかったと思おうよ」

というのはまっとうな考えかもしれない。

けれども、引き下がらない私。

もう普通じゃなくてもいいじゃない。

別にちょっと恥さらしかもしれないけど、そんなに迷惑はかけてないはず。(ですよね?)

 

ということで、私の30代最後の思い出になんと、結婚写真を撮れることになるかも(笑)

 

ブログとかに載せられるかどうか、

です。

やっぱり

「その頃」撮りたかった写真は「今」は撮れない

ををまざまざと感じてしまう結果となるかもしれませんが。

とにかくやってみたい!

ということで、とりあえずせめてダイエット、頑張ります!

 

 

 

 

 

 

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